マーフィー100の成功法則 大島淳一(産業能率大学出版部)
今さらという感じですが、故・渡部昇一先生が「大島淳一」の著者名で出版されていたマーフィーシリーズの一冊です。
なんと初版発行は1971年でした。半世紀前ですね。
今は、潜在意識もYouTubeなどでたくさん出ていますが当時は世間に認識されておらず、大変だっただろうなと思います。
1よいことを思えばよいことが起こる。
悪いことを思えば悪いことが起こる。
先日、友人と話していて「善い人に運の悪いことが起きて、あまり善くない人(言い方難しい…)にラッキーなんことが起きるのは何で?」
と聞かれまして・・・。
返答に詰まり。。
その答えが書かれていたのが、この本でした。
「人生(仕事)における成功は頭のよしあしよりは心的態度である」と。これを更につきつめてゆけば、すべては心的態度である、ということになります。
そしてこの心的態度は、「まじめであれ」とか、「正直であれ」とか、「勤勉であれ」とか「意志強くあれ」とかいう修身や道徳の教えるものと別物であることは確かです。
(はじめにP3)
でも、まじめで正直で勤勉な人の方がいいですけどね。運はそこに関係ないよ、ということで。
幸福な人、豊かな人、成功した人は、その人が意識する、しないにかかわらず、潜在意識の法則を実践したのです。
もしあなたがいままで、じゅうぶんに幸福でなく、じゅうぶんに富裕でなく、じゅうぶんに成功していないとすれば、それはあなたがじゅうぶんに潜在意識を使っていないからです。
その使い方のテクニックをこの本から学んで下さい。(はじめにP7)
あなたはいつも「よいことを考え、幸せを感じている人」なのか、「わるいことを考え、不幸と感じている人」なのか、どちらにせよ、自分で選んでいるのです。P3
潜在意識は、万能の機械のようなものですから、何でもできるのですが、それを運転する人が必要です。その運転する人があなたの意識する心、つまり顕在意識なのです。
あなたがあなたの運命を左右できるというのはこういうわけなのです。
要するに潜在意識に好ましい印象や暗示だけはいるように、あなたが意識的にコントロールすればよいのです。
なにかよいことが起こりそうだ、というような印象だけをあなたが選んで潜在意識に引き渡すのです。P6
こういう人たちは、自分の明るい将来を期待するという気持があまり強くなかったようです。
自分の義務の遂行、人に対する義理を果たすことなどについては、本当に良心的によくやるのですが、さて、自分はどのような姿になりたいのか、ということに関してはあまり考えてないのですね。つまり積極的な希望があまりないのです。
・・・そういう人には、客観的には立派な人でも、不幸なことがよく起こるのです。
それとは逆に、人間として非常に自己本位の人でも、幸運に恵まれ、富裕な生活をしていることがよくあります。
そういう人は、自分の将来を明るく描いているので、判断力はないけれども万能な潜在意識は、その実現に力を貸してやっているのです。
あなたのこの世での幸福は、道徳的に立派なだけでは足りません。
自分の幸福な生活の姿を生き生きと目の前にえがいて、万能な潜在意識の協力を信ずるのです。
そうすればいろいろやるべきことが目の前に出てくるでしょう。P25
(友人はこのパターンですね、人間関係で振り回されております。)
ちなみに、この「いろいろやるべきこが目の前に出てくるでしょう」がポイントですね。「やるべきこと」だから行動しないと妄想で終わります。私はよく妄想で終了します。
てへっ
2自分が考え続けていることは、そのことに敏感になる。
「よいことを思えば、よいことが起こる」というのは考え続けていることに敏感になり、気が付きやすくなる、ということかなと。
同じ現象が起こっても、人によって捉え方は違ってきます。
例えば、好物のアップルパイについて考え続けている(?)とアップルパイの美味しいお店の情報が集まってくる、、、アップルパイに興味のない人は同じ情報を見てもスルーする。とか。
(卑近な例でスミマセン。)
3考え続けている方向へ行動するのでさらに成果がでる。
そしてアップルパイの美味しいお店を回っていると、同好の士が集まって、さらに情報量が増えていく。とか。(卑近な例で…以下略)
それをブログなどに書いていると出版の声がかかる、とか。
潜在意識の働きってそういうことかな、と。
ちなみに知人は、「本屋で引き寄せの法則って売ってるけど、あんなの法則じゃなくて当たり前のことだよ」と言っておりました。
それが難しいのよー
理性だけで考えると「んなわけあるかい」って言いたくなりますが、実践して成果を出している人がいるので、やるか、やらないか、の問題なのでしょう。
「・・・やるか、やらないか、はあなた次第です。」