潜在意識をとことん使いこなす  C・ジェームス・ジェンセン 著

潜在意識をとことん使いこなす     C・ジェームス・ジェンセン 著

ジョセフ・マーフィー博士の『眠りながら成功する』をベースにして、現代の自己イメージ心理学に関する新たな研究データを盛り込み、潜在意識の活用を実践できるよう、具体的に詳しく解説しています。
マーフィー博士の本だけを読んでいた時は、ただアファメーションを唱えればいいのかと思っていましたが、この本ではアファメーションによって潜在意識が動く理屈が説明されています。
アファメーションを唱えるだけではなく、同時にその状況をイメージングし、現実感を味わうことで潜在意識に願いが届き、自己イメージが変わり、行動が変わる、というプロセスを経て願いが実現する。
魔法のような方法というよりは、現実的で練習のいる潜在意識活用法です。

「すべての思考は祈りであり、すべての祈りは現実になる」――よいほうにも、悪いほうにも。
このことについて考えてみよう。この本の理論の基本は、意識的な心によって継続的に抱かれる思考は、潜在意識の力で現実になるということだ。
つまり、自分の願いと期待がくい違っている場合、私たちが手にするのは、願ったことではなく、期待したことなのだ。たとえば、あなたは結婚生活や仕事がうまくいくことを心から望んでいるかもしれない。
けれども、意識的な心に浮かぶ心の声が、「この結婚はもうだめだ」とか「この仕事は失敗だ」と言いつづけているなら、そのとおりの結果になるよう潜在意識に命令しているようなものなのだ。

これから教える簡単な方法と手順に従えば、潜在意識についての必要な知識が身につき、理解が深まるはずだ。
潜在意識の力を知ったあなたは、自分が何を望んでいるかに気づき、夢を実現する新たな力を発揮できるようになる。

忘れてはいけない。私たちの自己イメージは、人生のあらゆる場面での私たちの努力の成果を決める。
潜在意識に記録されている「自分像」を変えなければ、私たちはずっと同じ行動を続けることになる、何度も何度も。
大切なのは、自分像を変えることだ。そしてそれは、アファメーションの手順と方法を使い、心の声によって行うことができる。
すでに述べたように、そこには次のような基本原理が働いているのだ。
「肯定的なものであれ否定的なものであれ、どのような思考も、意識的な心に継続的に抱かれつづければ、超意識の力で現実となる」

著者が潜在意識のセミナーの講師なので、アファメーションのつくり方、イメージングの仕方等とてもわかり易く実践しやすい形で書かれてます。
効果は穏やかかもしれませんが、確実に人生を変えていく方法ではあると思います。
学校では教えてくれませんし、実際に潜在意識を使えている人が周囲にいる場合も少ないと思いますので、本で学んで自分で実践するしかないでしょう。
やれば成果は出るし、実践してても他人に言わないかも。もっと若い頃から実験してればよかったな、、と思います。

もう少し早く知りたかった…。