新訳 引き寄せの法則 エイブラハムとの対話 

新訳 引き寄せの法則 エイブラハムとの対話   エスター・ヒックス + ジェリー・ヒックス著  本田健 訳

「引き寄せの法則 エイブラハムとの対話」の本田健さんによる新訳版が出たので、読み比べてみました。
旧訳版の訳者吉田利子さんもいろいろな自己啓発本の翻訳をされている方ですが、本田健さんの訳の方が圧倒的に読み易かったです。
わかり易いというか、何をすればいいかが明確です。
この違いの原因は何か、と考えたのですが、単なる翻訳ではなく訳者の掴んでいる実感が違うためかな、と。

本田健さんはご自分の著作もあり、セミナーもされている方なので、引き寄せの法則についても実体験として掴んでいるものがあり、それが翻訳の中に現れているのでしょう。
エイブラハムを初めて読む方であれば、こちらから読んだ方がわかり易いと思います。
私は「節目ごとの意図確認」など、前作で読んだときはピンと来なかったのですが、新訳で「場面ごとの意図確認」を読んで、「そういう理由と効果があるのか」と気付きました。

「訳者おわりに」
 「引き寄せ」という言葉を使うと、自力に頼ろうとしてしまいがちです。なので、本来の「The Law of Attraction」は、「引き合いの法則」だということを翻訳者として、あらためてみなさんにお伝えしておきたいと思います。
 夢を叶えるためには、努力も、高いセルフイメージも、自信も必要ないと、わたしは考えています。エイブラハムも、他のセミナーで似たようなことを言っています。
 あなたと未来は引き合っています。もちろん、過去とあなたも引き合っています。

 わたしたちは、人生のすべての分野で、何かと引き合って生きています。なので、あなたが一方的に何かを引き寄せるということはなく、お互いに引き合うものなのだという理解は、大切だと思います。
これ以上のお話は、翻訳者の立場を超えるので、また自著で明快に解き明かしたいと思います。

内容は変わらないので、嫌いな人は嫌いでしょうし好きな人は好きでしょう、、という本ですが、新訳の方がお勧めです。(先に旧訳を紹介しておいて言うのも何ですが。。)

・・・引き合いの法則なら、お互いに引き寄せあうってことで、波長同通の法則ってことになるのかなー